技術的に親和性の高い事業を複々線化していくのは、経営における常套手段だが、ミラクル調教師田崎しゅんの場合は、アダルト映像制作、アダルトグッズ販売、フォトスタジオ運営がそれに当たる。具体的に言うと、撮影で使っている機材や道具といったリソースの有効活用をしているわけである。そもそも、今回撮影された高野綾子さんは、ミラクルに調教応募してきた女性ではなかった。前述の田崎しゅんがプロデュースするフォトスタジオのＰＲで、「無料で貴女のポートレイト写真撮ります」という企画を打ったのだが、彼女はそれに応募してきた一介の主婦であり、Ｍ女性というわけではなかったのだ。この映像は本来、後でメイキングとして公開し、さらなる集客を狙うものだったそうだが、エロい展開になってしまったので本来の目的には使えなくなり、ミラクルに回ってきたというわけだ。