黒いビニール袋で覆われた、大きな荷物を担いだ二人の男が部屋に入る。荷物の中身は、目隠しをされ手足を拘束された女、藤田純江だった。ガムテープと目隠しで顔を覆われ、彼女は怯えていた。何故自分が今こうなっているのか…その理由がわからなかった。口を塞がれていたガムテープを剥がされる。長時間ビニールの中で監禁されていたために硬直した身体と恐怖心。震える声を振り絞り、何度も懇願する。「ゃめて・・ぉ願い・・ゃめて下さぃ・・・」だが、男はその懇願に何の反応もみせず、ただ黙々と純江の身体を縛っていく。徐々に増大する恐怖にすすり泣く純江の悲鳴が室内に響いていた。